ENJOY!日本茶

ホーム
コラム
> 元祖国産燻製茶カネロク松本園3代目奮闘記 vol.38 日本茶アンバサダーサミットに行ってきました!

元祖国産燻製茶カネロク松本園3代目奮闘記 vol.38 日本茶アンバサダーサミットに行ってきました!

2020.02.16

みなさんこんにちは!カネロク松本園の松本です。
暖かくて外仕事も半袖でも暑いくらいの1月でしたね。
なんなんでしょうか。地球はどうなっていくんでしょうか。
お茶の樹も暖かいから新茶が早く伸びるだろうとか、一度寒くならないと新芽が活動を始めないから遅くなるだろうとかいろいろな話を聞きました。
2月に入りやっと冬らしい寒さがやってきました。
農業にたずさわる人間としては異業種の人よりも自然環境の変化に対応していかないといけないとは思いますが読めないものは読めません。
でもなんとなく今年は霜の被害がありそうな気もします。神様程々にしてね。

さて1月のご報告を。
1月は13日からベトナムの首都ハノイに行ってまいりました。
ベトナム滞在中に妻からLINEで「櫻井翔がお忍びで行っているらしいから探せ」との指令があったりもしましたがもちろんお仕事です。
なぜベトナムなのかといいますと、フランス植民地だった歴史からフランスの文化とつながる部分があると。フランスで人気のある日本の食材をプロモーションに行ってみませんかとのことでお誘いがありましたので勉強のつもりで行ってまいりました。

 

 

プロモーションに販売をしていただいている現地商業施設のVinMart様。
現地の方がおっしゃるには日本で言うタカシマヤだそうです。

 

 

自分にはタカシマヤには見えませんでした。
しかしこのスーパーは富裕層が住むエリアにあり物価が低いベトナムでも世界中から良い商品を集めているのだそうです。
物価については日本の3分の1くらいな印象でした。ですから日本で月給30万円の人はベトナムでは100万円くらいの収入があることになるのかな。
ハノイのバイヤーやシェフに対する商談会も行ってきました。ベトナムでもいつものカネロクスタイルです。

 

 

正直ベトナムのイメージがフォーとパクチーとアオザイしかありませんでしたが実際に行ってみて文化的なものも勉強になりました。
正直食事があまり合いませんでした。
パクチーは食べられますが得意ではありません。ベトナム料理にちょっと疲れて晩ご飯をカップラーメンで済ませようと買ってきたカップラーメンがパクチーの香りだったのはいい思い出です。

ベトナムから帰国してそのまま東京で一仕事がありました。
19日に大妻女子大で開催された日本茶アンバサダーサミットに参加してまいりました。
第1部では全国の元気なお茶農家10名くらいが集まり今後の日本茶について濃い話をすることができました。
みなさんそれぞれお茶へのこだわりや地元への想いなどを持っていて、産地ごと特性は多少はあるものの共通する課題も多かったかと思います。

 

最近地元の農家仲間は意気消沈ぎみだったり他の作物を作り出したりしている人が多くて、
今回地域は違うもののお茶に熱く燃えている人たちと交流ができて嬉しかったです。
第二回のサミットがいまから楽しみです。

 

 

 

さて2月は大阪でお茶のイベントに参加します。
2月の23日に開催される大大阪茶会です。
今回で3年目のイベントで面白そうだなと初回から知ってはいたものの私は今回初の参戦です。
何がいいってこのイベントは主催者がお茶が大好きな一般人です。
行政や業界関係者が主催するイベントは盛大なものが多いですがいろいろしがらみだったりやれないことがあったりするものだと思います。
一昨年くらいから関西にもたまに出張していますが私は人に恵まれて関西がだいぶ好きになりました。このイベントもとても楽しみにしています。
たくさんのお茶好きさんのご来場をお待ちしています。

大大阪お茶会とは

それではまた来月!

 

 

《これまでの記事》
●vol.1 ごあいさつ
●vol.2 日本の世界農業遺産を知ってほしい
●vol.3 伝統の次は革新?日本初・国産燻製茶の誕生
●vol.4 日本茶を世界に!和紅茶編
●vol.5 よい茶葉との付き合い方
●vol.6 香港SOGO百貨店催事へ
●vol.7 東急ザロイヤルエクスプレスに燻製紅茶
●vol.8 「2017新茶」
●vol.9 新茶製造。まもなく二番茶。
●vol.10 いよいよはしるよ観光列車
●vol.11 機械はちいさく志は大きく
●vol.12 ウイスキーの雑誌に掲載されました
●vol.13 世界緑茶コンテスト入賞
●vol.14 ボンジュールパリジェンヌ
●vol.15 パリ後半戦とウィスキーフェス!
●vol.16 年男松本。今年もよろしくお願いいたします。
●vol.17 笑顔も苦手。喋りも苦手でごめんなさい。
●vol.18 お茶が早く揉みたくなってきました
●vol.19 世界で最も緑茶を愛する街、島田市
●vol.20 ワッショイ八十八夜
●vol.21 二番茶開始!お茶仕事の合間にアンバサダーな活動も!
●vol.22 6月は茶畑にひきこもり
●vol.23 祝ロイヤルエクスプレス1周年!パリでは3連単!
●vol.24 星付き茶農家になりました
●vol.25 旅ラジ出演!にこやかに喋れるキャラになりたい。
●vol.26 茶器にもこだわるとさらにお茶が楽しく嬉しくなりますよ
●vol.27 洋行帰り松本
●vol.28 インフルにまけんなヨ!
●vol.29 老後は能登に住みたい
●vol.30 カネロクアンバサダーがほしい
●vol.31新茶買ってね?
●vol.32 令和もカネロク松本園を宜しくお願いいたします。
●vol.33 残暑が厳しすぎるざんしょ
●vol.34 浅草ジャパンティーフェスティバルでお待ちしてます!
●vol.35 地紅茶サミット豊橋に出展します。
●vol.36 ヨーロッパ遠征2019前編
●vol.37 ヨーロッパ遠征2019後編

この記事を書いた執筆者

松本浩毅日本茶アンバサダー

松本浩毅(まつもとひろき)

静岡県の専業茶農家カネロク松本園の長男に生まれ、幼い頃から跡継ぎとして育てられる。静岡県の農林大学校茶業科を卒業し22歳の頃に就農、現在34歳。専門家でなくとも飲めば特別だとわかるオリジナルなお茶を作りたいとの想いから、国内には存在しなかった茶葉を燻製にする製法を独自に研究開発。日本の世界農業遺産の周知にも力を注いでいる。島田市農業経営振興会、静岡県青年農業士、日本農業青年経営会に所属。日本茶ゴールドアンバサダー(G19-004)。
カネロク松本園HP:http://www.saumi-tea.com