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元祖国産燻製茶カネロク松本園3代目奮闘記 vol.18 お茶が早く揉みたくなってきました

2018.03.05

こんにちは。
本日は3月1日、強風すさまじいですね。
梅も咲き始めてるようで春ももうすぐです。

2月2日に「静岡おみや」という展示会に出展しました。
秋葉原UDXギャラリーで開催された展示商談会で静岡の美味しいものがたくさん集まりました。
素敵な企業様と突然の商談の機会も得て今後に繋がるお話ができたかと思います。
こういった展示会には何度も出させていただいてますが、出展者同士でお話ししてアイデアを出し合ったり人を繋げたり、そういったことがとても楽しいし価値があると感じることがあります。

 

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例えばジビエを扱う企業様とお茶でなにかできないだろうか、とか。
知り合いのお茶屋さんが新しいモノを作ったぞ、とか。
展示会といっても発信するだけでなくて吸収する機会だなぁといつも感じます。

3月6日と7日は毎年恒例のFOODEX JAPANに出展します。
毎回この時期になると英会話を覚えたいと思ってこの時期を過ぎると忘れます・・・
準備も整いあとは幕張メッセに向かうのみ。
いらっしゃる方は7ホールB40のブースでお待ちしております!

二月は畑仕事に事務仕事。それに工場の掃除をしました。
今回の記事に写真が少ないのは工場の掃除中にハプニングがあったためです。
・・・ლ(T▽T)ლ
大事な携帯を壊してしまい操作不能の事態に。
大事な写真やデータがいくつか失われてしまいました。

 

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みなさまバックアップは定期的にとりましょう!
昔の人はよく言ったもんです。転ばぬ先の杖。その通り。

畑仕事は通常の肥料散布などに加えて耕作放棄地の再生も行いました。
条件の良くない場所にある畑や耕作者の高齢化などで年々、荒れた茶畑が増えてきています。
害獣駆除の猟師さんの話では荒れた茶畑などをイノシシなんかが住処にするそうで、荒廃農地は本当に深刻な問題だと思います。
かといって私も畑を際限なく管理できるわけでもありません。
高齢化が問題ではなくて若い人がいないのが問題なんです。
農業に魅力を感じる若者がもっと増えるとお国も元気になると思います。
教育の段階から農業に触れさせるべきだと思うんですよね〜
うーん。
将来なにかそんなことやれたらいいな。

 

まだ先の話ですが4月14,15日に地元島田市の旧金谷町でお茶祭りが開催されます。

 

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2年に1度のこのお祭り。
お囃子の松本は毎年屋台の大太鼓の担当で週に2日、夜に練習をしています。
茶娘さんがズラッとならんで踊るのはなかなか壮観ですよ。
良かったら見に来てくださいね。

それではまた次回〜(o゚∀゚o)ノシ

 

《これまでの記事》
●vol.1 ごあいさつ
●vol.2 日本の世界農業遺産を知ってほしい
●vol.3 伝統の次は革新?日本初・国産燻製茶の誕生
●vol.4 日本茶を世界に!和紅茶編
●vol.5 よい茶葉との付き合い方
●vol.6 香港SOGO百貨店催事へ
●vol.7 東急ザロイヤルエクスプレスに燻製紅茶
●vol.8 「2017新茶」
●vol.9 新茶製造。まもなく二番茶。
●vol.10 いよいよはしるよ観光列車
●vol.11 機械はちいさく志は大きく
●vol.12 ウイスキーの雑誌に掲載されました
●vol.13 世界緑茶コンテスト入賞
●vol.14 ボンジュールパリジェンヌ
●vol.15 パリ後半戦とウィスキーフェス!
●vol.16 年男松本。今年もよろしくお願いいたします。
●vol.17 笑顔も苦手。喋りも苦手でごめんなさい。

この記事を書いた執筆者

松本浩毅

松本浩毅(まつもとひろき)

静岡県の専業茶農家カネロク松本園の長男に生まれ、幼い頃から跡継ぎとして育てられる。静岡県の農林大学校茶業科を卒業し22歳の頃に就農、現在34歳。専門家でなくとも飲めば特別だとわかるオリジナルなお茶を作りたいとの想いから、国内には存在しなかった茶葉を燻製にする製法を独自に研究開発。日本の世界農業遺産の周知にも力を注いでいる。島田市農業経営振興会、静岡県青年農業士、日本農業青年経営会に所属。
カネロク松本園HP:http://www.saumi-tea.com