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おくみどりの松屋銀座屋上への移転について

2018.01.16

1月11日、おくみどり11鉢は白鶴銀座天空農園から松屋銀座の屋上に引越ししました。

 

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こちらのおくみどりは、2014年の9月22日に神奈川県秦野市の高梨茶園さんから3年生の苗をいただいて、白鶴銀座天空農園にお嫁入りさせていただいたものです。

 

図1

 

都心の人が気軽にアクセスできるところに日本茶のタッチポイントを作りたいという想いから、高梨孝さんと小田農園長にお願いして、何度も検討を重ねて、『銀座育ちのチャノキ』実現にいたりました。

樽という限られたスペースで精一杯根を張り、逞しく育ちました。小田農園長の愛情たっぷりのお世話のおかげです。

2015年の春から3回にわたり茶摘みの会を開催させていただき、その場でお茶をつくったりして、日本茶に馴染みのない人にお茶と接していただく機会をつくることができました。

図2

白鶴銀座天空農園では、おくみどり以外にも大分のかぼすや埼玉のくわいなど、全国の特産品を育てていて、情報発信と温かなコミュニケーションの場となっていました。

白鶴酒造さんの方針により酒米以外の栽培を行わないことが決まり、引越すことになりました。
残念ではありますが、これまでの3年半お世話になったことに感謝の気持ちでいっぱいです。

移転先を探したところ、松屋銀座さんが快く引き受けてくださり、お世話になることになりました。

そういった次第で、このたびの引越しとなりました。

おくみどり11樽を、少し傷んできた酒樽からプラスチックの鉢に植え替えて、人海戦術で銀座の街を約500メートルにわたり台車で運び、屋上にあげました。

移動

お茶は一度根付くと植え替えはきかないということから、結婚のお祝いに贈られたりします。
それを人間側の都合で適さない時期に抜いて植え替えて、環境も変わっていることもあり、今年の春にこれまでのように美しい芽をだしてくれるか、少し不安はあります。

また、管理面でも毎日みる専従の人はいないので、『銀座のお茶プロジェクト』として新たな体制をひいて、たくさんの方のご協力をあおがせていただきたいと考えております。

これまで以上に、茶摘みやさまざまイベントを計画しておりますので、メンバーに加わっていただければ幸いです。

松屋銀座の屋上は営業時間中はどなたでも入れるので、おくみどりもご自由にご覧いただけます。
銀座にいらっしゃる際はぜひお立ち寄りください。

これまでお世話になった白鶴酒造の皆さま、また引き受けてくださった松屋銀座の皆さまに心より御礼申し上げます。
今後ともよろしくお願い申し上げます。

 

                          一般社団法人日本茶アンバサダー協会代表理事 満木葉子 拝

この記事を書いた執筆者

満木葉子日本茶アンバサダー

満木葉子(みつきようこ)

一般社団法人日本茶アンバサダー協会代表理事 /株式会社ねこぱんち代表取締役
立教大学を卒業後、ドブ板営業から人事、PR、事業開発まで幅広く実施。力を発揮できていないヒト・モノ・コトを応援するため、2011年に株式会社ねこぱんちを設立。商品開発やプロモーション、マーケティング、協会・スクール事業の設立サポートなど実施。2015年に一般社団法人日本茶アンバサダー協会を設立。日本茶アンバサダーの募集・育成、日本茶メディア「ENJOY!日本茶」の運営、産地や企業との協働事業創出、イベントやセミナー、講演を通じて日本茶のファンづくりと産地活性化に取り組む。日本茶ヨガ主宰。松坂茶認定委員。