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「日本茶アンバサダーレポートinシンガポール」Vol.2

2015.09.07

こんにちは。シンガポールの山田陽子です。
今回はシンガポールの庶民の日常生活での日本茶文化についてお伝えしたいと思います。
シンガポール人の生活にどこまで日本茶が浸透しているかと聞かれたら、Japanese Teaと認識はあるものの、すごくポピュラーというわけではないと感じています。
何人かの友人に日本茶についてどう思うか。また、どういったイメージがあるか聞くと。。。
「おいしい」「ヘルシー(カロリーがない)」「健康によさそう」
というプラスの意見が返ってきました。また、
「こころを落ち着かせるもの」「桜や樹木」「アート、カルチャー」
といった日本文化自体から連想されるイメージをもつ人もいました。
しかし、どんな時に飲むかと聞くと
「あまり飲まない。」「会社にいるときにたまに飲む」
という感じで前回のレポートで書いた紅茶や中国茶ほど日常生活に浸透していないのが現状です。シンガポールで日本茶を目にする場面を挙げてみますと、
職場(オフィス)
ホーカーセンター、フードコート
スーパーマーケット
日本茶カフェや日本食レストラン
などで見かけられます。

写真(1) 〈オフィスの日本茶〉 シンガポールの人々が日本茶を飲むのはオフィスが一番多いのではないかと、私個人的には感じています。というのも、私が知っている複数の企業では会社のパントリーには日本茶のティーバックが常備されていて、従業員が気軽に飲むことが出来るようになっています。日本茶以外にも紅茶や中国茶、コーヒーなども常備されているのですが、日本茶を飲んでいる人も結構見かけます。

写真(2) 〈ホーカーセンター、フードコートの日本茶〉 シンガポールに住む人々が食事をする代表的な場所である、ホーカーセンターやフードコートには地元の料理から周辺諸国の料理、日本食などさまざまな種類の料理を売るお店がある中で、飲み物だけを売る店もあります。そこでは日本のメーカーがボトリングした缶入りの日本茶を買うことが出来ます。少し前から、コカ・コーラが「綾鷹」の東南アジアでボトリングを初め、いろいろな場所で売られるようになりました。ただ、私の友人や同僚が日本茶を買って飲んでいるのは見たことがありません。


写真(3) 〈スーパーマーケットの日本茶〉 スーパーマーケットではペットボトル入り、缶入りの日本茶、ティーバックや茶葉も売られています。シンガポールではかなり前から、ポッカ社がボトル入りや缶入りの日本茶を販売しています。また、先ほども書いたコカ・コーラ社の「綾鷹」がシンガポールに上陸してからは目立つ棚割りで販売されています。昔は多くのペットボトルや缶入りの日本茶は海外でボトリングされてシンガポールに入ってきていたため高価でしたが、今では1.5リットル入りのペットボトルが2ドル強(200円弱)と日本と変わらない価格で販売されています。日本茶のティーバッグは50バッグで7ドル(600円強)程度、茶葉は200グラムで8ドル(700円強)と手ごろな価格で購入することが出来ます。


〈日本茶カフェ〉 シンガポールはここ数年、日本の飲食系企業の進出が非常に盛んです。日本でも良く見かけるチェーン店も数多くありますし、チェーンではない居酒屋やレストランもいたるところに出店しています。多くの日本食レストランではHot かIceの日本茶がメニューにありますし、居酒屋やすし屋では「あがり」として日本茶を出すところもあります。こうした日本食ブームの流れに乗って、日本茶や抹茶のカフェを展開する企業も複数あります。この部分については別途取材の上、レポートしたいと考えています。

ここまで、シンガポールの日本茶文化を振り返ってみて、「日本文化」としての日本茶のプレゼンスが少ないなと感じています。茶道や和菓子などと楽しむ日本茶という存在はまだ、シンガポールには浸透していないようです。今までに無いコンセプトで日本茶がシンガポールに進出したらどうなのだろうか、考えてみたいと思っています。
それでは、また次回!

この記事を書いた執筆者

写真

山田陽子(やまだ ようこ)

大学卒業後、日本で就職するも海外での就業の希望が諦められず、2011年末に一念発起し単身でシンガポールへ。現在、在住4年目。言語や文化の違いに戸惑いつつも、ローカルの友人にはJapanese Singaporean と言われる程、馴染んで楽しく暮らしています。昔から、家では日本茶を飲む習慣があり、日本の美味しいお茶を海外にも広めたいと思い日本茶アンバサダーとして活動することにしました。日本茶だけではなく中国茶や東南アジアのお茶文化のレポートも出来ればと思っています。