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元祖国産燻製茶カネロク松本園3代目奮闘記 vol.24 星付き茶農家になりました

2018.09.17

こんにちは。
今年の夏は酷暑でしたねー。
茶畑に出ると肌が焼けるのがわかるような日差しでした。
ここ数日はだんだんと夜は涼しく感じられるようになってきて畑仕事も風が吹けば快適です。

八月は代わる代わる親戚が遊びに来まして賑やかなお盆を過ごしました。
従兄弟や二人の姉が帰省してきまして子供の数で言えば十人をこす託児所状態の我が家。
通常時でさえ四人の子供の世話に追われる妻はほんとによく頑張ってくれました。

八月は茶園の管理では雑草との戦いです。
次から次に生えてくる草。
化学肥料を減らした茶園ほど草は生えてくるようで放っておいたら種ができて広がってしまうためになるべく大きくなる前に除草をする必要があるのです。
さらには台風の風で茶園の周りにある雑木から葉っぱが茶樹の上に舞い落ちて、ひどいところでは枯葉が茶樹を覆い尽くすくらいの状態になってしまったところもありました。
茶園のクリーニングにかなりの労力を費やした月でした。

 

 

ひさしぶりにテレビ取材もありました。
14日にはSBSテレビ、17日はテレビ静岡と、静岡県のローカル放送ですが2局でご紹介いただきました。
14日は燻製紅茶の高級ボトリングティーがラスベガスで開催されたアメリカ最大の展示会で好評を受けたという内容でした。
外国にも少しづつではありますが認知が広まっているような気がします。ありがたや。

 

 

17日は静岡にはお茶を愛しすぎて変態になってる人がいる、という内容でご紹介されました。
どうせ変態扱いされるなら三つ星が欲しかったところですが・・・
同じ二つ星にはお茶を使ったバーテンダーさん。
三つ星には茶樹にモーツァルトを聴かせてお茶を育てている人。が紹介されました。
ちょっとモーツァルトには勝てない。
しかし自分のスタイルを持ってるからこそ変態と言われることができるわけですから私は変態好きが増えるようますます精進していきたいと思っています。

 

 

9月は29日30日に東京浅草にてジャパンティーフェスティバルに参加します。
昨年まではシングルオリジンティーフェスティバルというイベントで紅茶に絞ったイベントだったのですが今年は日本で生産されたお茶ならなんでものイベントです。
入場料も¥1500と安いわりに全国各地のいろいろなお茶が楽しめます。
ぜひお越しくださいね。
http://teafes.net

9月にはNHKラジオの全国放送もあります。喋るの苦手ですが頑張りますね!
それではまた次回〜(o゚∀゚o)ノシ

 

《これまでの記事》
●vol.1 ごあいさつ
●vol.2 日本の世界農業遺産を知ってほしい
●vol.3 伝統の次は革新?日本初・国産燻製茶の誕生
●vol.4 日本茶を世界に!和紅茶編
●vol.5 よい茶葉との付き合い方
●vol.6 香港SOGO百貨店催事へ
●vol.7 東急ザロイヤルエクスプレスに燻製紅茶
●vol.8 「2017新茶」
●vol.9 新茶製造。まもなく二番茶。
●vol.10 いよいよはしるよ観光列車
●vol.11 機械はちいさく志は大きく
●vol.12 ウイスキーの雑誌に掲載されました
●vol.13 世界緑茶コンテスト入賞
●vol.14 ボンジュールパリジェンヌ
●vol.15 パリ後半戦とウィスキーフェス!
●vol.16 年男松本。今年もよろしくお願いいたします。
●vol.17 笑顔も苦手。喋りも苦手でごめんなさい。
●vol.18 お茶が早く揉みたくなってきました
●vol.19 世界で最も緑茶を愛する街、島田市
●vol.20 ワッショイ八十八夜
●vol.21 二番茶開始!お茶仕事の合間にアンバサダーな活動も!
●vol.22 6月は茶畑にひきこもり
●vol.23 祝ロイヤルエクスプレス1周年!パリでは3連単!

この記事を書いた執筆者

松本浩毅

松本浩毅(まつもとひろき)

静岡県の専業茶農家カネロク松本園の長男に生まれ、幼い頃から跡継ぎとして育てられる。静岡県の農林大学校茶業科を卒業し22歳の頃に就農、現在34歳。専門家でなくとも飲めば特別だとわかるオリジナルなお茶を作りたいとの想いから、国内には存在しなかった茶葉を燻製にする製法を独自に研究開発。日本の世界農業遺産の周知にも力を注いでいる。島田市農業経営振興会、静岡県青年農業士、日本農業青年経営会に所属。
カネロク松本園HP:http://www.saumi-tea.com