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清水加奈『かぶせ茶農家のひとりごと』vol.28『2019年スタート!!』

2019.01.20

2019年がスタートしました!!皆様今年もどうぞよろしくお願いいたします。
今年の清水家は相変わらず、地元の氏神さんとお寺さんの初詣からスタート!!
私の住む水沢町は小学6年生の女の子が、氏神さま「足見田神社」の舞姫さんを1年間おつとめするのがならわし。私も28年前に経験させてもらいました!
わが家の6年生の娘も只今舞姫おつとめ中。今年の元旦は神社でご奉仕です。

 

 

お寺さんでは毎年恒例の書き初め大会!

 

 

コレをしないとお正月って気がしねいのよね~。

その後は、祖父と祖母が眠る「真宗高田派本山 専修寺」へ。

 

 

わが家から車で1時間ぐらいのこの高田本山は平成29年に、御影堂と如来堂が国宝に指定されております。
真宗高田派本山 専修寺HP→http://www.senjuji.or.jp

 

 

こちらの境内の一休みスポット「茶所」は昨年末リニューアルし、ありがたいことにわが家のお茶を使っていただいております。

 

 

中でもかぶせ茶「さえあかり」が人気のようで、おみやげとしてお求めになる方も多いそうです。ありがたや~。

 

茶器ももちろん四日市萬古焼急須。

 

 

国宝に認定されて以来、県外や国外のお客様も増えたようで、その中で地元産にこだわったお寺さんの茶所だなんて、ステキな取組ですよね!
運営されている会社さんとたまたま以前からご縁があり今回のお話をいただいたのですが、、自分の先祖が眠るお寺さんで、家族で作ったお茶が提供されていることを、とても感慨深く身が引き締まる想いがした初詣でした。

 

「今年も良いお茶を作ろう!」という新年の想いを持ち、茶園では男性陣が3月の改植に向けて作業スタート!

 

まずは「台切り」という古い茶の樹を、短く切りそろえる作業をしています。

 

切り落とした上部は粉砕されるので土に戻り、新しい茶苗の肥料になります。根っこ部分はこれから掘り起こします。

3月には2種類の品種の茶苗を植える予定です!

今年も2019年新茶に向けて徐々に動き始めました!
今年のマルシゲ清水製茶、いつも通り美味しいかぶせ茶をお客様にお届けできるように、家族で力を合わせて頑張ります!!
どうぞご期待ください。

 

 

《これまでの記事》
●vol.1三重の茶畑からこんにちは
●vol.2 へぇ~、三重県お茶事情。
●vol.3 かぶせ茶の楽しみかた
●vol.4 「ようこそ!かぶせ茶カフェへ」
●vol.5 「冬の茶畑と茶農家」
●vol.6「ise-chaのある生活」
●vol.7 「お茶植え」
●vol.8「新茶2017」
●vol.9 『新茶無事終了』
●vol.10 『夜のお仕事』
●vol.11 『かぶせ茶氷』
●vol.12 『お茶の品種』
●vol.13 『秋番茶刈り採り中です!』
●14 『滋賀 信楽朝宮へ行って来ました!』
●15 「冬仕事とみえセレクション」
●16「JGAP認証」
●17『四日市イベント@三重テラス』
●18『道の駅 みなみやましろ村』
●19『お茶苗植え 2019』
●20 『新茶 2018』
●21 『一番茶終了!!そして二番茶』
●22 『四日市少年自然の家さんとのコラボ 家庭の日』
●23 『水出しかぶせ茶』
●24『マルシゲ研修旅行』
●25『只今 秋番茶摘採中!!』
●26『子供達のお茶カフェ♪』
●27『子供達のお茶カフェ♪』

この記事を書いた執筆者

清水加奈日本茶アンバサダー

清水加奈(しみずかな)

三重県の専業茶農家(有)マルシゲ清水製茶の長女に生まれ、幼い頃から跡継ぎとして育てられる。25歳の頃結婚と同時に就農。2010年に1人でも多くの方に三重のかぶせ茶を知ってもらい、ファンになってもらいたいという想いから『かぶせ茶カフェ』を開業。農業女子プロジェクトメンバー、四日市茶農家女子会メンバー、茶育指導士、二児の母。
★マルシゲ清水製茶HP: http://marushige-cha.jp/