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元祖国産燻製茶カネロク松本園3代目奮闘記 vol.35 地紅茶サミット豊橋に出展します。

2019.11.15

みなさんこんにちは!カネロク松本園の松本です。
やっと涼しくなってまいりましたね。
秋のお茶収穫も終わりまして暑いのか寒いのかよくわからん直がやってまいりました。
お茶の収穫が終わっても忙しい毎日をすごしております。
それでは10月の私のご報告を。

10月頭は9月から引き続いて秋冬番茶の収穫に追われました。
秋のお茶はカネロクの工場で製造はせず近隣の大型工場に生葉のまま買い取っていただきます。
製造がないぶん春夏にくらべて体は楽なんですがお茶を揉みたい気持ちもあって、、
今年は少量でも発酵茶工場で製造できないかなと思っていつもはやらない時期に茶の樹の整枝をしたり新しいチャレンジもしてみました。
結果としては残念ながら綺麗に新芽が揃って育ってくれなくて製造は断念しましたがやってみるとこれは技術的にもやる価値あるだろうなと思いました。
整枝を行う時期や摘採する程度などいくつかやってみないとわからない部分もありますが秋にもペットボトルの原料と割り切ったものでなく、良いお茶をつくることができると思います。これ来年以降の課題として取り組みます。

 

 

10月19.20日は毎年恒例の浅草のお茶フェスジャパンティーフェスティバルに出展しました。
昨年は台風直撃のため電車が止まるということで来場者も自分も落ち着いて出展することができませんでしたが今回はお天気にも恵まれ土日とも大勢のお客様で賑わいました。
このフェスのすごいところは来場者の濃さだと思います。良くも悪くもみんなお茶が好きな人たちが集まっている気がします。二日間で二千三百人のご来場ということでまだまだ大規模展示会のような人数ではありませんが「おっなんかやってるやん」くらいのノリで来る人が少ないのかな。みんなお茶に対して真剣です。
出展者も若干増えたかと思いますがまぁいつもの顔見知りがほとんど。それでもお茶の幅が年々広がってきているのはとても感じます。
出展者も来場者ももっと増えてますます盛り上がっていけばますます楽しいフェスになっていくと思います。僕が。笑
静岡勢がもっと頑張って出てほしいと思ってます。すごい生産者いっぱいいるんですけどね〜。

 

 

台風も凄かったですね。19号かな?
関東東北の被災された方々には一刻もはやい復興をお祈りいたします。
静岡も強風大雨なかなかでしたが台風がすぎたあと茶園と工場の見回りして大した被害ないかなーと思っていましたら一箇所大変なところがありました。
崖の上に作っている畑があるのですが崖際の地面におおきな亀裂がはしっているではありませんか。

 

 

こいつはヤバイ。
土砂崩れ一歩手前だったんだろうとおもいます。水が乾いたら定着してくれるんだろうか。
しばらく様子見ですがちょっと今後の農作業に危険がともないそうなので不安です。

さて11月に入りすでにひとつイベントがあったのですがその話は来月のご報告と言うことで12月のイベント告知です。
全国地紅茶サミットという紅茶の祭典が12月の頭に豊橋で開催されます。この祭典は毎年開催場所がかわるちょっと変わったイベントですが今回は愛知ということで奈良開催から久しぶりの出展です。東京からも関西からもお茶好きは集まるかと思いますが東海地方の方はぜひ足を運んでくださればと思います。
https://jikoucha-aichi.com

それではまた来月〜(๑◕ˇڡˇ◕๑)ノシ

 

 

《これまでの記事》
●vol.1 ごあいさつ
●vol.2 日本の世界農業遺産を知ってほしい
●vol.3 伝統の次は革新?日本初・国産燻製茶の誕生
●vol.4 日本茶を世界に!和紅茶編
●vol.5 よい茶葉との付き合い方
●vol.6 香港SOGO百貨店催事へ
●vol.7 東急ザロイヤルエクスプレスに燻製紅茶
●vol.8 「2017新茶」
●vol.9 新茶製造。まもなく二番茶。
●vol.10 いよいよはしるよ観光列車
●vol.11 機械はちいさく志は大きく
●vol.12 ウイスキーの雑誌に掲載されました
●vol.13 世界緑茶コンテスト入賞
●vol.14 ボンジュールパリジェンヌ
●vol.15 パリ後半戦とウィスキーフェス!
●vol.16 年男松本。今年もよろしくお願いいたします。
●vol.17 笑顔も苦手。喋りも苦手でごめんなさい。
●vol.18 お茶が早く揉みたくなってきました
●vol.19 世界で最も緑茶を愛する街、島田市
●vol.20 ワッショイ八十八夜
●vol.21 二番茶開始!お茶仕事の合間にアンバサダーな活動も!
●vol.22 6月は茶畑にひきこもり
●vol.23 祝ロイヤルエクスプレス1周年!パリでは3連単!
●vol.24 星付き茶農家になりました
●vol.25 旅ラジ出演!にこやかに喋れるキャラになりたい。
●vol.26 茶器にもこだわるとさらにお茶が楽しく嬉しくなりますよ
●vol.27 洋行帰り松本
●vol.28 インフルにまけんなヨ!
●vol.29 老後は能登に住みたい
●vol.30 カネロクアンバサダーがほしい
●vol.31新茶買ってね?
●vol.32 令和もカネロク松本園を宜しくお願いいたします。
●vol.33 残暑が厳しすぎるざんしょ
●vol.34 浅草ジャパンティーフェスティバルでお待ちしてます!

この記事を書いた執筆者

松本浩毅日本茶アンバサダー

松本浩毅(まつもとひろき)

静岡県の専業茶農家カネロク松本園の長男に生まれ、幼い頃から跡継ぎとして育てられる。静岡県の農林大学校茶業科を卒業し22歳の頃に就農、現在34歳。専門家でなくとも飲めば特別だとわかるオリジナルなお茶を作りたいとの想いから、国内には存在しなかった茶葉を燻製にする製法を独自に研究開発。日本の世界農業遺産の周知にも力を注いでいる。島田市農業経営振興会、静岡県青年農業士、日本農業青年経営会に所属。日本茶ゴールドアンバサダー(G19-004)。
カネロク松本園HP:http://www.saumi-tea.com