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元祖国産燻製茶カネロク松本園3代目奮闘記 vol.30 カネロクアンバサダーがほしい

2019.03.20

こんにちは。
カネロク松本園です。2月はあっという間に過ぎてしまいますね。
家の周りが杉の林で花粉にやられています。
それでは2月のご報告を〜

茶園のほうは1月に雨がなかなか降ってくれなかったので肥料をふるタイミングなんかにちょっと難儀をしましたが2月に入ってからはぼちぼち雨が降り安心しています。
気温のほうは少し高めだということで収穫時期が早まりそうな気がするので工場の掃除なども進めていかないとです。
GAPであったりHACCPであったり近年農業に関わる認証制度が増えて正直なところ困っています。やることは農場での安全確認や衛生面などの確認などで、大切なことではあるのですが言ってみれば大半が当たり前のことばかり。それをわざわざ文書化しろというのが認証に必要です。
文書化と毎年、毎日、畑ごと、仕事ごと、工場ごと、製造ロットごと、すべての工程を細かくチェックするファイルを作らないといけません。
畑が少なかったり大きくまとまっている農家さんはまだいいのかもしれませんが小さな畑をいくつもかかえるうちのような農家だと農作業よりファイルに記入する時間が長くなってしまいそうです。いろんな矛盾も感じますがそんな時代になっています。

在日中国人の方々向けの商談会にも参加しました。

 

 

 

中国へはお茶の輸出がこれまで不可能だと聞いていましたが近年その規制が緩くなるような噂を聞き、実際のところどうなのか、はたまたカネロク松本園のお茶はどういった反応なのかをマーケティングしたいと思い言ってきました。
実際やはりお茶の輸出は難しいらしいのですが、なぜか流通しているお茶もあるとのお話をききました。結局は人脈次第なのか?よくわかりませんがいくつかご縁もありましたので今後に期待しています。

TOKYO TEA BLENDERSさんの主催するお茶の勉強会にも参加しました。

 

 

TOKYO TEA BLENDERSさんは本業はお茶ではないですが”オフィスでコーヒーだけでなく紅茶を浸透させたい”というコンセプトで活動されています。
勉強する側で行こうと思ったらせっかくなので話をしてください〜ということでちょっとだけカネロク松本園についてのお話もさせていただきました。

 

 

ふたつの大学から紅茶サークルの学生さんが来ていましたが紅茶サークルのメンバーが100人近い部員がいるとのことでびっくりしました。
普段どんな活動をしているのか興味があります。
私はあがり症で1対多数の人前で話をするのが苦手です。これをどうにか克服したい。

3月に入りもう新茶は目の前!ハウスの茶園では新芽を摘んだというニュースもすでにあります。
準備万端で美味しいお茶作りに入れるようにがんばります。
それではまた次回〜(o゚∀゚o)ノシ

 

《これまでの記事》
●vol.1 ごあいさつ
●vol.2 日本の世界農業遺産を知ってほしい
●vol.3 伝統の次は革新?日本初・国産燻製茶の誕生
●vol.4 日本茶を世界に!和紅茶編
●vol.5 よい茶葉との付き合い方
●vol.6 香港SOGO百貨店催事へ
●vol.7 東急ザロイヤルエクスプレスに燻製紅茶
●vol.8 「2017新茶」
●vol.9 新茶製造。まもなく二番茶。
●vol.10 いよいよはしるよ観光列車
●vol.11 機械はちいさく志は大きく
●vol.12 ウイスキーの雑誌に掲載されました
●vol.13 世界緑茶コンテスト入賞
●vol.14 ボンジュールパリジェンヌ
●vol.15 パリ後半戦とウィスキーフェス!
●vol.16 年男松本。今年もよろしくお願いいたします。
●vol.17 笑顔も苦手。喋りも苦手でごめんなさい。
●vol.18 お茶が早く揉みたくなってきました
●vol.19 世界で最も緑茶を愛する街、島田市
●vol.20 ワッショイ八十八夜
●vol.21 二番茶開始!お茶仕事の合間にアンバサダーな活動も!
●vol.22 6月は茶畑にひきこもり
●vol.23 祝ロイヤルエクスプレス1周年!パリでは3連単!
●vol.24 星付き茶農家になりました
●vol.25 旅ラジ出演!にこやかに喋れるキャラになりたい。
●vol.26 茶器にもこだわるとさらにお茶が楽しく嬉しくなりますよ
●vol.27 洋行帰り松本
●vol.28 インフルにまけんなヨ!
●vol.29 老後は能登に住みたい

この記事を書いた執筆者

松本浩毅

松本浩毅(まつもとひろき)

静岡県の専業茶農家カネロク松本園の長男に生まれ、幼い頃から跡継ぎとして育てられる。静岡県の農林大学校茶業科を卒業し22歳の頃に就農、現在34歳。専門家でなくとも飲めば特別だとわかるオリジナルなお茶を作りたいとの想いから、国内には存在しなかった茶葉を燻製にする製法を独自に研究開発。日本の世界農業遺産の周知にも力を注いでいる。島田市農業経営振興会、静岡県青年農業士、日本農業青年経営会に所属。
カネロク松本園HP:http://www.saumi-tea.com