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元祖国産燻製茶カネロク松本園3代目奮闘記 vol.10 いよいよはしるよ観光列車

2017.07.05

こんにちは。二番茶まっさかりのカネロク松本園です。
今年は空梅雨で終わってしまうかとおもわれた6月初旬はお茶の芽もなかなか伸びてきませんでしたが、中旬以降は梅雨らしい雨も降り肥料が効いて色の濃いお茶が収穫できています。
もう数日緑茶を製造し、機械を清掃してから紅茶の製造を行います。

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四月から生産は続いていますがまだまだお茶の季節は終わりません(*゚v゚*)
こちらは蒸した直後の茶葉をお湯で抽出し水色を確認しているところです。
茶葉の製造は蒸してから最終乾燥まで工程がいくつもあるのですが、最初の蒸し加減がどんなお茶をつくるのか、基本的な部分が決まってしまう工程です。
この工程のあと揉み込みながら乾燥させていくことで茶葉中の水分を減らしていくのですがこの時の状態は元々茶葉のもつ水分がまだあるうえに蒸して加えた水分もあるので、ここでの味と仕上がった茶葉の味は別物なのですがこれはこれでサッパリ美味しく飲むことができます。
摘みたての味でお茶工場の製造中にしか味わえないと考えれば貴重なお茶かもしれませんね。
話は変わりまして7月21日よりついに東急ザ ロイヤルエクスプレスが運行を開始します。
山田チカラシェフのお料理とドリンクの試飲試食会に行ってまいりました。

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山田チカラさんの静岡県産食材を活かした素晴らしいお料理。
ミカフェートさんがロイヤルエクスプレスのためにブレンドをおこなったスペシャルコーヒー。
ウィノス山崎さん監修のワインも美味しくて大満足の食事会でした。
カネロク松本園の燻製紅茶も存在感をだしておりました。笑
鹿肉のジビエ料理との相性が抜群で来場された招待客様にも喜んでいただけたようで嬉しかったです。
お料理を運ぶクルーも実際に観光列車でサービスを行う方々とお話できましたが、料理に負けず劣らず素敵な笑顔の皆様でした。
是非このつたないコラムを読んでいただいている皆様に東急ザ ロイヤルエクスプレスに乗車していただき「美しさ煌めく旅」を味わっていただければと思います。

さてこの時期に今年度のいろいろなお茶のイベントのお誘いをいただくんです。
今年もカネロク松本園はいくつかのイベントに参加しようと思っています。

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夏に子供が産まれることもありいくつか断念したものもあるのですができるかぎりお世話になっている方々、応援してくれている方々の期待に応えていきたいと思っています。
新商品の企画などもしていますのでまたこちらでもご紹介させていただこうと思います。

それではまた次回〜(o゚∀゚o)ノシ

 

 

《これまでの記事》
●vol.1 ごあいさつ
●vol.2 日本の世界農業遺産を知ってほしい
●vol.3 伝統の次は革新?日本初・国産燻製茶の誕生
●vol.4 日本茶を世界に!和紅茶編
●vol.5 よい茶葉との付き合い方
●vol.6 香港SOGO百貨店催事へ
●vol.7 東急ザロイヤルエクスプレスに燻製紅茶
●vol.8 「2017新茶」
●vol.9 新茶製造。まもなく二番茶。

この記事を書いた執筆者

松本 浩毅

松本 浩毅(まつもとひろき)

静岡県の専業茶農家カネロク松本園の長男に生まれ、幼い頃から跡継ぎとして育てられる。静岡県の農林大学校茶業科を卒業し22歳の頃に就農、現在34歳。専門家でなくとも飲めば特別だとわかるオリジナルなお茶を作りたいとの想いから、国内には存在しなかった茶葉を燻製にする製法を独自に研究開発。日本の世界農業遺産の周知にも力を注いでいる。島田市農業経営振興会、静岡県青年農業士、日本農業青年経営会に所属。
カネロク松本園HP:http://www.saumi-tea.com