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「梅宮万紗子のあま~いお散歩」vol.6 ~梅園 浅草本店~

2016.04.28

写真(1)

浅草の甘味処で老舗の梅園さんに行ってきました。

待ち合わせより少し早く着いたので、早朝の雷門仲通りや一本裏の道を歩くと、空いているせいか、浅草にはこんなお店があったのか、と気が付くことが多く、嬉しくなります。

定番のあんみつだけではなく、練乳や抹茶やアイスが盛りだくさんのかき氷が一年中いただけるお店や、昔ながらの喫茶店。お芝居で使うような赤い襦袢からお土産用の着物、浴衣まで扱う呉服店。浅草は本当に面白い街。

160年続く梅園の看板商品、あわぜんざいは、あわではなく餅きびを使われていて、どうりで弾力が普通とは違います。もっちりねっちり?していて、甘いものを頂いた!という満足感!

写真(2)

お店の方によると、お店に通ってくださっている人は、しっかり甘いものを食べたという満足感を求めていらっしゃるのだ、と。だから今どきの控えめな甘さに味を変えることなく、きちんと甘さをだしているのだそうです。

餅きびのもつ、ほのかな酸味には、しっかりした甘い餡子がバランスが良いのだそうです。そうだったのか・・・「マクロビ実践!」と、自分で小豆を煮る時は砂糖を極力少な目にしていたけれど、そういうバランスも大切ね・・・。

写真(3)

梅園のお菓子には、本物を提供したい、という考えから、保存料など添加物を使わないのだそうです。そのためその日中に食べきらないと固くなってしまうので、最近の若い人からは「すぐに固くなる」と言われるそうです。なるほど、確かにコンビニやスーパーの大福などは、何日経っても柔らかいまま。それで助かることもあるけれど、でも私はやっぱり、作り立ての大福が大好きです。お餅も、餡子も、保存料などが入っているものとは、やっぱり違う・・・。

今日はいただかなかったのですが、梅園のあんみつの寒天は天草から作っていて独特の香りがするので、ここでもやっぱり強い甘みの餡が必要なのだそうです。さすが、長く続いているお店には、甘さひとつにも理由があるわけです。
店内が広いのでゆっくりできましたし、窓ごし見える路地裏が、なんとも素敵でした。

素敵なお店を沢山みつけたし、また浅草を訪ねてみようかな。

写真(4)

お話を聞かせていただいた営業主任の板谷さんと。お忙しい中ありがとうございました!

■梅園 浅草本店
東京都台東区 浅草1-31-12
TEL 03-3841-7580
URL: http://www.asakusa-umezono.co.jp/

この記事を書いた執筆者

梅宮万紗子日本茶アンバサダー

梅宮万紗子(うめみや まさこ)

1997年ドラマ出演で女優デビュー。趣味はマクロヴィオティック料理、茶道。 特技は英語、空手。現在はドラマ、映画、CM,舞台など多方面にて活躍中。