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鈴木春花の狭山茶楽々(さらら)なお話vol.11 「幻の雨畑茶を訪ねて」

2017.08.17

残暑が厳しく、冷茶がおいしい季節です。でも暑さで疲れた体に温かい緑茶を入れてあげると、心も癒される気がします。

さて、2016年12月のエッセイvol.6で出会った「幻の日本紅茶」の旅をこの度実現させることができました☆

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http://www.nihoncha.org/feature/?p=562

「新茶の季節を迎えたらぜひ行きましょう!」と、MofuMofuの井上加代さんと約束してから、半年近く経ち、例年より少し遅めの新茶の季節・5月の終わりに茶畑を訪ねることができました。

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「幻の雨畑紅茶」は、山梨県の山間の小さな集落・人口が1000人余りで日本一人口の少ない町・早川町で作られています。

訪れた日は、雨が降ったりやんだりのお天気でしたが、新茶の柔らかなグリーンが輝いていました。

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出迎えて下さったのは、澤村律代さんです(写真中央)。

雨畑地区では数件の農家さんが緑茶の栽培をしていて、製造は雨畑茶業組合の工場で一挙に手掛けています。

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この茶工場の工場長が澤村義之さん。
ご夫婦で山梨県に移り住み、キャンプ場を営んでいます。この雨畑の地で、雨畑茶を味わい、惚れ込み、いつしか工場長になっていたのだそうです。

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雨畑地域で収穫された茶葉は、この茶工場に集められ、澤村さんが製茶します。

ただ、この地域の緑茶は販売されないのです。栽培農家さんが自分たちで飲んだり、知り合いに分けたりする分しか作らないのだそうです。それ故に「幻」なのです。

私も今回、この緑茶を澤村さんに分けていただき、雨畑茶を初めていただき驚きました。茶葉自体がすでに芳醇な香りを放っていて、お湯を注いでも爽やかな甘さと香りを頂くことができます。何か特別な加工をして甘みや香りをつけているのかと思う程、豊かな味わいで、世に出回らないのがもったいないと思いました。

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「雨畑地区で栽培すると、不思議とこの美味しさが生まれる」のだと、澤村さん。

お茶の製造工程も見せて下さいました。

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機械を動かし始めると、なかなか目を離せず、茶葉の様子を見続けなければならないという合間を縫って、丁寧に作業を見せて下さいました。

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機械で管理しながらも、やはり仕上がりを決めるのは製茶する人の経験や勘が頼りなのですね。

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澤村さんの作業やお話からはお茶への深い愛を感じました。

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今回は雨畑茶の緑茶の製造工程を見せていただきましたが、雨畑紅茶も同じ茶葉からできていて、発酵させているかいないかの差なのです。

この取材の後、ほどなくして今年の雨畑紅茶の販売が始まりました。
澤村さんのキャンプ場のHPで購入できます。
http://camp.suzurinosato.com/

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急斜面の茶畑で、野生動物の足跡をそこかしこに見つけられる長閑な環境で育つ味わい豊かな日本茶。秘境を訪ねて出会えるおいしさは格別でした。
お忙しい中、取材にご協力いただいた澤村さんご夫妻、MofuMofuの井上さん、撮影と運転をしていただいたカメラマンAさん、声をかけて下さった早川町の皆さま、ありがとうございました。

 

《これまでの記事》
●vol.1_春にぴったりのお茶
●vol.2_緑茶・美容活用法
●vol.3_日本茶は弱った時の強~い味方!
●vol.4_山梨の日本茶カフェを訪ねました
●vol.5 cafe Terroir/茶楽
●vol.6 幻の日本紅茶☆@Mofu Mofu
●vol.7 「お茶屋さんが手作りする抹茶生チョコレート」
●vol.8 『山梨銘菓「くろ玉」のできたてを味わえるカフェ』
●vol.9「山梨の老舗和菓子屋さんが開いたカフェ」
●vol.10「新茶を楽しむ♪」

この記事を書いた執筆者

鈴木春花日本茶アンバサダー

鈴木春花(すずき はるか)

フリーアナウンサー。元テレビ山梨アナウンサー。ニュースキャスターをはじめ様々なジャンルの番組を担当。 フリー転身後も、TVやラジオ、イベント司会や講演会など活動の幅を広げている。銘茶「狭山茶」の産地・埼玉県所沢市に生まれ育ち、幼い頃から常飲。アンバサダーエッセイ「鈴木春花の狭山茶楽々(さらら)なお話」を連載。
☆「日本茶アンバサダー鈴木春花のお茶どうぞ」インターネット放送局JKNTV放送中!☆