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元祖国産燻製茶カネロク松本園3代目奮闘記 vol.21 二番茶開始!お茶仕事の合間にアンバサダーな活動も!

2018.06.12

こんにちは。
一番茶が紅茶のファーストフラッシュをふくめると5月16日に終わりましてあっという間に二番茶に突入しております。
二番茶は雨が多いし晴れたら暑いし草は伸びるし製造の合間に茶園管理もしなきゃだし・・・
一番茶とはまたちがう大変さもあります。
今日6月6日は雨降りなのですが昨日収穫した茶葉で紅茶の製造をしながら執筆中です。
緑茶製造と紅茶製造で工場を別けたおかげで臨機応変な製造ができるようになったのは利点です。(雨だから今日はお休み〜とも言えなくなりましたが・・)
さて5月を振り返ります!

八十八夜の5月2日に緑茶製造が終わりました。
こんなに早くに製造終了した年はありません。温暖化でしょうか。
早く終わったからといってゴールデンウィークヒャッホー!とはいきません。
お茶の樹は年々樹の高さが上がっていきます。植物なので成長するのは当たり前ですがそのままではお茶の収穫が不可能な高さになってしまうため5年に1度くらいのスパンで中切り更新という処理をします。
樹高80cmくらいの茶の樹を高さ50cmくらいに一気に刈り落とします。

 

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葉っぱを全て落としてしまい樹の枝がまるはだかになった茶園は少し寂しい景観です。
しかしこの処理には作業性をよくするだけでなく実は樹の生育を改善する効果もあるのです。
枝が伸びるほど茎は細くなりそこから出る芽は細かい芽になります。中切り更新によって太い枝の高さまで樹を切ることで太い枝から新たな太い枝が、新たな太い枝からは重量のある立派な芽が生育するようになるわけです。そんな更新作業や肥料ふりなど茶園の管理に追われつつ出張にも出てきました。

まず5月の11日にはザ ロイヤルエクスプレスに乗って下田市へ。
ロイヤルエクスプレスのツアーに参加しているお客様に下田東急ホテルで静岡茶についてや世界農業遺産について、私の取り組むお茶についてお話をさせていただきました。
人前で話をするテクニックと度胸を磨きたいです。

 

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東急電鉄様からはとっても素敵な感謝状をいただきました。いままでいくつか表彰状などもいただいたことはありますがこんな素敵な楯をいただいたのは初めてです。
初めて行った下田の街は都会ではないけども気持ちのいい時間の流れる街でした。ゆっくり休暇に行きたいです。

19日20日と新宿タカシマヤにて食育マルシェに出店してきました。

 

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その名の通り食育をテーマにしたマルシェで会場では食育に関する映画が上映されていました。カレーをイチから作るという映画では大学生くらいの子たちが食材を作るところから行うドキュメンタリーでした、野菜はもちろん鳥を育てしめるところまで自分たちで行う映画で結構衝撃的な映像でした。あとは児童労働が問題になっているカカオ産地のドキュメンタリーでフェアトレードのチョコレートを買おうという運動の映画などが上映されていました。
グローバルな食育について関心を持つ若い人や、関心を持たせる動きがありますが、そういった映画を見ていてグローバルなこともいいけどまず自分たちの住む日本の食育について関心を持ってもらいたいなと思いました。

今年の新茶シーズンはたくさんのお客様がカネロクにお越し下さってます。
シンガポールカナダニューヨークロンドンパリ台湾・・・
海外から茶人だけでなくバーテンダーも訪れる茶農園になりました。

二番茶&セカンドフラッシュもまだまだこれから!
頑張ります。
それではまた次回〜(o゚∀゚o)ノシ

 

《これまでの記事》
●vol.1 ごあいさつ
●vol.2 日本の世界農業遺産を知ってほしい
●vol.3 伝統の次は革新?日本初・国産燻製茶の誕生
●vol.4 日本茶を世界に!和紅茶編
●vol.5 よい茶葉との付き合い方
●vol.6 香港SOGO百貨店催事へ
●vol.7 東急ザロイヤルエクスプレスに燻製紅茶
●vol.8 「2017新茶」
●vol.9 新茶製造。まもなく二番茶。
●vol.10 いよいよはしるよ観光列車
●vol.11 機械はちいさく志は大きく
●vol.12 ウイスキーの雑誌に掲載されました
●vol.13 世界緑茶コンテスト入賞
●vol.14 ボンジュールパリジェンヌ
●vol.15 パリ後半戦とウィスキーフェス!
●vol.16 年男松本。今年もよろしくお願いいたします。
●vol.17 笑顔も苦手。喋りも苦手でごめんなさい。
●vol.18 お茶が早く揉みたくなってきました
●vol.19 世界で最も緑茶を愛する街、島田市
●vol.20 ワッショイ八十八夜

この記事を書いた執筆者

松本浩毅

松本浩毅(まつもとひろき)

静岡県の専業茶農家カネロク松本園の長男に生まれ、幼い頃から跡継ぎとして育てられる。静岡県の農林大学校茶業科を卒業し22歳の頃に就農、現在34歳。専門家でなくとも飲めば特別だとわかるオリジナルなお茶を作りたいとの想いから、国内には存在しなかった茶葉を燻製にする製法を独自に研究開発。日本の世界農業遺産の周知にも力を注いでいる。島田市農業経営振興会、静岡県青年農業士、日本農業青年経営会に所属。
カネロク松本園HP:http://www.saumi-tea.com