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銀座のお茶プロジェクト2022 其の一 『美作茶植樹会』

2022.03.07

岡山県美作(みまさか)市(市長 萩原誠司)及び一般社団法人日本茶アンバサダー協会(代表理事 満木葉子、以下「協会」という。)、松屋銀座(東京都中央区)は、協会が展開している「銀座のお茶プロジェクト」の一環として、美作市海田地区のお茶の苗木を松屋銀座屋上の鉢に移植する「美作のお茶、銀座へ『美作茶植樹会』」を2022年3月20日(日)に関係者で実施します。

 

  協会では、2014年から銀座の屋上でお茶の木を栽培する「銀座のお茶プロジェクト」を展開しており、2018年からは銀座の中心に位置する老舗百貨店 松屋銀座の屋上で実施しています。
本プロジェクトにおいて茶樹の入れ替えを行うこととなり、そのお茶の苗木を岡山県美作市海田地区から移植することとなりました。

 

美作のお茶を選ばせていただいたきっかけは、協会が、美作市海田の茶畑や茶工場などを舞台の中心として製作される【みまさか創生映画『透き通った風が吹いて(仮)』】の、日本茶と映画のコラボレーションと共同プロモーション事業の事業監修を務めたことでした。

 

美作市は、岡山県北の中山間地域に位置しており、人口減少・高齢化が進む典型的な過疎地域となっております。若者は、地域に誇れるものが見出せないので地元愛も生まれず、大学進学を機に故郷を離れ就職先もないので戻ってこない、そしてますます過疎化が進んでいく。そんな負のスパイラルに陥ってしまっています。

お茶の生産者においても後継者がおらず、このままではその美味しさを伝えられないままなくなってしまう。そんな危機感があります。

美作のお茶を未来に繋いでいくために本件を企画いたしました。

 

松屋銀座では環境問題への取り組みの一環としての屋上緑化活動や、地方創生支援などCSRに取り組んでいることから三者での共同プロジェクトとしての実施が決まりました。

協会がプロジェクトの企画運営・茶樹の管理を行い、美作市が栽培技術・資材を提供、松屋銀座の発信力・提案力で美作のお茶を盛り上げてまいります。

 

室町時代には宇治・狭山と並び称されたお茶の名産地 美作の国(和銅6年建国)。現在の美作市では、天空に広がる絶景の茶畑で育った茶葉を使って、今もその銘茶作りの伝統がひっそりと受け継がれています。全国的には流通しておらず、その美味しさはあまり知られていない、知る人ぞ知る伝統の秘茶。そんな美作茶が初めて銀座へやってまいります。

本植樹会、そしてこれから撮影が始まる「みまさか創生映画」をきっかけに、首都圏はもちろん、美作市民・岡山県民に美作のお茶のポテンシャル・認知向上をはかり、地元に誇りと元気をもたらすことを目指し、映画制作プロダクションである(株)TBSスパークル様の協力を頂き、美作市と協会と松屋銀座が連携してプロジェクトに取り組んでまいります。

そのキックオフのための大切な植樹会です。ぜひ、取材方よろしくお願いいたします。

 

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プレスリリースPDFはこちら

⇒ 美作のお茶植樹会プレスリリース(日本茶アンバサダー協会)

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「美作のお茶、銀座へ。『美作茶植樹会』」事業概要

・場所:松屋銀座 屋上 (東京都中央区銀座3-6-1)・日時:2022年3月20日(日) 11:00 ~ 12:00

・参加者:まん延防止等重点措置期間中のため関係者のみで行います。

・植樹本数:苗(6鉢分12本)、成木(3鉢分6本)

・茶の種類:さえあかり

・茶樹提供:有限会社海田園黒坂製茶 代表 黒坂 浩教

・主催:岡山県美作市、一般社団法人日本茶アンバサダー協会、株式会社松屋

・協力:株式会社TBSスパークル

・特別参加者:映画監督 大谷 健太郎

 

 

【銀座のお茶プロジェクト】とは

銀座のお茶プロジェクトを展開する日本茶アンバサダー協会は、日本茶を伝える人を増やしネットワーキングすることで日本茶の消費を活性化することを目的として2015年に設立されました。

銀座のお茶プロジェクトは協会設立に先行して2014年9月に白鶴銀座天空農園でスタートし、2018年1月からは松屋銀座との協働プロジェクトとしてプロジェクトメンバーを公募して茶樹を栽培し、茶摘みやワークショップの実施を通して都心に住む人に日本茶と接する機会を創出しています。

日本茶アンバサダー協会公式サイト:http://www.nihoncha.org/

 

【みまさか創生映画】とは
美作市出身の映画監督・大谷健太郎氏による「美作のための小説と映画を全国に!」という構想から生まれたプロジェクト。2015年、同じく美作市在住の作家・あさのあつこ氏により、生まれ故郷を舞台に書いた小説『透き通った風が吹いて』が刊行される。この「風」を大谷監督が受けとめ、自らの故郷への思いも脚本にのせ、小説のその後を描く映画製作プロジェクトが始まったのだが・・・

2014年の企画から6年もの歳月を経てついに映画化が現実のものとなった矢先、コロナ禍で撮影が実施できず、4度の延期のたびに白紙に戻すことを余儀なくされましたが、2022年4月、ついにオール地元ロケによる映画の撮影が始まることとなりました。

本映画の製作を通じて、美作茶にまつわる物語を全国にお伝えしてまいります。

<スタッフ・キャスト>

原案:あさのあつこ『透き通った風が吹いて』(文藝春秋)
監督・脚本:大谷健太郎
共同脚本:市川榮里
出演: 情報解禁までお待ちください
製作: みまさか創生映画フィルムパートナーズ(仮)
監修: 株式会社地域活性プランニング
     一般社団法人日本茶アンバサダー協会
制作プロダクション: TBSスパークル
撮影(予定):2022年4月
公開(予定):2023年

 

【美作市の概要】
美作市は、岡山県の北東部に位置し、北は鳥取県、東は兵庫県と接しており、地域全体に緑の豊かな山々と、清らかな川の流れ、その周辺に広がる田園などが調和して落ち着きのある景観を形成しています。
市内には、美作三湯の一つとして知られる湯郷温泉があり、京阪神の奥座敷として知られています。また、剣聖宮本武蔵の生誕地をはじめ、かつてF1グランプリも開催された岡山国際サーキットなどの観光資源があります。
海田地区は朝霧が立つような山あいにあり昼と夜の寒暖差が大きいことから良質なお茶が育ちやすい土地です。江戸時代から煎茶の製造は始まっていましたが、それ以前から村おこしのためにお茶の木が多く植えられており、美作地域の伝統茶「美作番茶」は何百年も昔から現在でも作り続けられています。

<基礎データ>
人口:26,461人(令和4年1月現在,住民基本台帳)
面積:429.29㎡
市長:萩原 誠司
特産品:海田茶、黒豆、もち麦、ジビエ、桃、いちご、ぶどう、等
人口減少率:1.3%(H17:32,479人 → H27:27,977人 , 国勢調査)
高齢化率:38.9%(H27 国勢調査)

美作市公式サイト:http://www.city.mimasaka.lg.jp/

 

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プレスリリースPDFはこちら

⇒ 美作のお茶植樹会プレスリリース(日本茶アンバサダー協会)

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≪本件お問合わせ先≫ 一般社団法人日本茶アンバサダー協会(満木)
電話:050-5437-9912 e-mail: info@nihoncha.org

この記事を書いた執筆者

日本茶アンバサダー

日本茶アンバサダー協会