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鈴木春花の狭山茶楽々(さらら)なお話 vol.3「日本茶は弱った時の強~い味方!」

厳しい暑さだった夏も終わりに近づき、酷使した体に疲労感がたっぷり…もしくは、すがすがしい汗をたっぷりかいて身体スッキリ⁈な今日この頃でしょうか。

アナウンサー業は「声」のお仕事。いつどんな時でもしっかりと声が出ないと始まりません。そんな私も局アナになりたての頃に、生まれて初めて「声が出なくなる」経験をしました。初めての一人暮らし、初めての会社務め、慣れない環境と毎日の緊張からか全く声が出なくなってしまいました。あこがれのアナウンサーになれたのに、仕事にならないなんて…しかも、しゃべることでなんでも発散していたのに、声が出ないなんて辛くて仕方なかったのを今でも鮮明に覚えています。

その時に先輩アナウンサーが教えてくれたのが「お茶うがい」。普段のうがいをお茶でするだけのことですが、お茶には殺菌作用があるから更に効果的だとのこと。なるほど‼それからというもの、風邪ひきそうだな、ノドが疲れてきたかな、という時にはお茶でガラガラ♪ちょっとしたノドの腫れはすぐに治まります。ただ、熱いと火傷してしまいますので、ぬるめのお茶で行って下さいね。

鈴木春花さん

現在はフリーアナウンサーとして活動している私ですが、この夏は屋内外問わず様々なイベントや収録、レポートなどで飛び回っていました。毎回違う現場で異なる環境というのは刺激的で楽しい反面、大切な「声」にとっては過酷でもあります。そのお守りとなるのが、やっぱり「お茶」。今は便利なペットボトルがどこでも手に入りますが、夏はキンキンに冷やして用意されていたり販売されたりすることがほとんど。冷たすぎる飲み物は身体にもノドにもあまり良くありません。なので、私はいつもマイボトル持参です。常温で持ち歩いていれば、いつでも緑茶うがいができますしね。

このマイボトル緑茶について様々なところで質問されました。

「緑茶、色が悪くなってないね?どうやって淹れるの?」

そうなんですよね。自分で入れた緑茶は時間が経つと茶色っぽく変色するから、透明容器に入れていると見栄えも気持ちもあまり良くない。だから緑茶は持ち歩かない。という方の声をたくさん耳にしました。変色の解決法はとっても簡単!「水出し」です。

今夏はお茶屋さんに行っても、お茶のイベントに行ってもフィルター付きの冷茶を淹れるガラスボトルが販売されていました。持ち歩きに便利な小さなサイズも今年登場したそうですね。茶葉と水を入れ、良く振って冷蔵庫に倒して入れておくと30分位でおいしい冷茶が出来上がります。

このまま冷たい状態で水筒にいれて持ち歩けばさらに変色しにくくなるのですが、わたしは常温で。

そして、普段お使いの急須でも水出し緑茶は入れられます。水で淹れてそのまま冷蔵庫に。お茶そのものの甘みがより引き出されるんですよね。

3番茶位が限度にはなりますが、水出したあとの茶葉も使えます。暑い季節に熱いお茶、私的には全く抵抗ないのですが、主人や子ども、お客様に冷茶を淹れたら大変喜ばれました。

私のお守り「常温のお茶」。常飲にもうがいにも、そして冷茶でおもてなし♡オススメです。

《これまでの記事》
●vol.1_春にぴったりのお茶
●vol.2_緑茶・美容活用法

この記事を書いた執筆者

日本茶アンバサダー

鈴木春花(すずきはるか)

フリーアナウンサー。元テレビ山梨アナウンサー。ニュースキャスターをはじめ様々なジャンルの番組を担当。 フリー転身後も、TVやラジオ、イベント司会や講演会など活動の幅を広げている。銘茶「狭山茶」の産地・埼玉県所沢市に生まれ育ち、幼い頃から常飲。茶葉 を活用した「美声」「美肌」レシピも研究中。