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鈴木春花の狭山茶楽々(さらら)なお話 vol.4_山梨の日本茶カフェを訪ねました

2016.10.17

肌に触れる空気がすっかり秋らしくなってきましたね。

いかがお過ごしでしょうか?

ふらっとおいしいお茶を頂きに行き出かけたいな~!と思い、

山梨県甲府市上石田にある「布茶 fu-cha」を訪ねてきました。

隠れ家的な日本茶カフェです。

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とっても素敵な女性オーナーが笑顔で迎えてくれました。

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店名の「布」は着物を楽しむ

「茶」は茶道を伝える

という由来があるそうで、

茶道家であるオーナーが和服で出迎えてくれる日もあります。

 

オーナーの久岡洋子さんは

「大好きなお茶を気軽に大勢の方に味わっていただきたい」

と、4年前にこのカフェをオープンさせたそうです。

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店内は、大きな和傘が立てられていたり、茶器が並べられていたり、「和」を感じさせる落ち着いた雰囲気です。

 

お茶が大好きで…というところで、話が弾んで弾んで♪

楽しいひと時を過ごさせていただきました。

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今回頂いたのは「独服抹茶」(700円)。

 

本来は「独服」というだけあり、一人でその日一日を振り返りながらいただくお茶という意味だそうですが、こちらのメニューの独服抹茶は、まず久岡さんが点てたお茶をいただき。。。

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お茶は京都のもので、飲みなれていない方でも抵抗なく飲みやすいようにと、苦みを抑えたものをチョイスしているそうです。

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点ててもらったお茶がこちら。

きめ細かい泡が柔らかく口に入ってきます!

 

そして、2杯目はなんと自分で点てるんです。

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「お作法を…」など細かいことは気にしないで、楽しめれば良いので。と、「力抜いて~茶筅を浮かせて細かく前後に振ってみて」と柔らかく優しい声を掛けてくれます。

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私が点てたお茶がこちら。

 

きめ細かい泡は点てられませんでしたが(笑)

「上手上手~」

と褒めていただき、嬉しくなってしまいました。楽しかった♪

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お茶請けにどうぞと渋皮煮を出していただきました。

 

山梨県北杜市大泉町で採れた立派な栗を、

「煮てみたの。甘さ控えめにしたんだけど、味見てみて」

 

美味しかった♡

 

優しい甘さが抹茶に良く合って、お茶も会話も広がります。

 

自然がいっぱいの山梨では、季節の味覚が周りにあふれていて、だいたいどこのお宅にお邪魔してもお茶請けに…とそれぞれのお家の漬物が登場するんです。土地の温かさを感じられる瞬間ですね。久岡さんの心のこもったおもてなしをいただき幸せに包まれました。

 

お店で出会ったお茶好きの常連さんとも話が弾んで、

「どこのお茶が好き?」

「家でお茶点ててみたけど、なかなかお店のようにはできないのよね。でも気分は落ち着くし、背筋もピンとなるの。」

などなど、大好きなことに関する話題は尽きず、あっという間の時が過ぎました。

次回はオリジナル最中をいただきたいなと思います。

 

ですが、こちらの布茶、実は11月30日で上石田店を閉店されるそうです。

 

とても癒される空間なので、いつでも行けると嬉しいな…と思うのですが、年明けからは久岡さんが普段茶道を教えている稽古場(甲府市国母)でイベントやカフェをしていくということなので、一緒に何かイベントをしよう!ということにしました。今からワクワク、期待に胸が膨らみます(^^)♪

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布茶 fu-cha
不定休 営業時間13:00~18:30
山梨県甲府市上石田4-1-32 電話:055-215-4297
http://fu-cha.jp/

《これまでの記事》
●vol.1_春にぴったりのお茶
●vol.2_緑茶・美容活用法
●vol.3_日本茶は弱った時の強~い味方!

この記事を書いた執筆者

日本茶アンバサダー

鈴木春花(すずきはるか)

フリーアナウンサー。元テレビ山梨アナウンサー。ニュースキャスターをはじめ様々なジャンルの番組を担当。 フリー転身後も、TVやラジオ、イベント司会や講演会など活動の幅を広げている。銘茶「狭山茶」の産地・埼玉県所沢市に生まれ育ち、幼い頃から常飲。茶葉 を活用した「美声」「美肌」レシピも研究中。