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土橋みゆきのハレノヒケノヒ二十四節気vol.22「鬼灯で涼を愉しむ。」

2018.07.30

二十四節気の大暑に入り、ますます暑さが厳しくなっております。
予想を超える暑さ、皆様いかがお過ごしでしょうか。

大暑、そして夏土用が重なるこの時期、疲れが出やすくなります。
何より睡眠不足が体調不良に一番関わる時期ですので、どうぞ良質の睡眠を取れるよう
エアコンや寝具の調整をしてくださいね。

実はこの時期は基礎代謝が低下しやすい季節。
暑いからといって、動かなくなってしまうんですよね。

動かなくなると、免疫力も落ちてしまいますし
そして、運動ではない、ただただ、「暑い~」でかく汗は
糖質や脂質、タンパク質位をただの脂肪として溜め込んでしまう体質へ一直線なので
この時期、屋外の活動はオススメできませんが
冷房の効いた室内でストレッチやヨガなど
身体を優しく動かしてあげて、運動不足にならないように
冷やしすぎないよう、また、熱をため込まないよう、温度調整を意識しましょう。

実際の体温調節も大事ですが
見た目で気持ちを涼しくするという事もこの時期、楽しんでいます。

そんなわけで今年も透かし鬼灯を作りました。

 

 

テーブルに涼を添えてくれます。

ちなみに、透かしほおずきの作り方はいたって簡単(^-^)

ほおずきの実をお水につけておくだけなのです。
ただし、日にちが一週間から10日ほどかかります。
最後の方にこびりついたところを
歯ブラシ,指の腹などで優しく取って乾かすと出来上がりです。
白くしたい方は一晩,漂白剤につけて下さい。

お料理のレシピではありませんが、
お料理を食べ演出するものもこうして手作りも楽しいですよね!

鬼灯はナス科ほおずき属の多年草で代表的な盆花。
盆花というのはお盆の時に棚にお供えする花の事です。

鬼灯は盆棚の提灯としてご先祖様をお迎えしているという説があります。
確かにこの赤い実がほのかに灯る提灯の明かりのようですよね。

7月に開催される浅草のほおずき市。
この日にお詣りをすると四万六千日、
なんと127年もお詣りしたのと同じご利益があると言われています。

 

 

家族でも何度か行ったことがありますが
もう、すごい人で圧倒されてしまいましたが
その活気がなんだか日本の活力を感じるというか
パワーチャージができるような気がします。

暑いし、だるいし、でも痩せないなんて つまらない~!!
と嘆いてしまいそうですが、
生活の中にちょっとした楽しみを見つけると、いつもの風景が素敵に見えてくるような
そんな気がいたします。

最後に私の今オススメの朝ごはんを一品紹介します。

それは、ホットサンド。
色々な具材を入れてOKなので
何を入れようかワクワクしながら冷蔵庫を開けています。

 

 

我が家の人気ナンバーワン。
「明太子と山芋と卵のホットサンド」

明太子と山芋って
どうして出会ってしまったの?
というくらい相性が良いですよね。

夏バテ対策にもオススメです。

食べる楽しみがアップすると
それだけで元気になれるという単純な体質に産んでくれた親に
改めて感謝しております(笑)

《これまでの記事》
●vol.1 ゆずを愉しむ
●vol.2_運気UP正しい冬至の過ごし方
●vol.3_新年の愉しみ
●vol.4_暦の春
●vol.5春の苦み
●vol.6さの神様
●vol.7 八十八夜と暦の夏
●vol.8 うめしごと
●vol.9 七夕の正しい過ごし方
●vol.10 暦の秋
●vol.11アンチエイジング祈願重陽の節句
●vol.12 秋空が美しく雲映える二十四節気、寒露の頃。
●vol.13 霜降の「柿しごと」
●vol.14 「大雪の過ごし方」
●vol.15 「お雑煮の秘密」
●vol.16 「大根で始める、立春。」
●vol.17「春の気分を”あげる”」
●vol.18「テーブルで楽しむ春。」
●vol.19「初夏のよもぎライフ」
●vol.20 「どくだみハーバルライフ」
●vol.21「夏こそ断捨離」

この記事を書いた執筆者

土橋みゆき

土橋みゆき(どばしみゆき)

料理研究家、日本こよみ暮らし協会代表 
日本の暦に寄り添った暮らしの提案、また、旬の食材やハーブを使った「おばんざい教室」を世田谷区で開催する他、メニュー開発、ケータリング、フードコーディネート、イベントなどに携わる。ガーデニングカタログ「オンリーワンクラブ」に”食べられるお庭”をテーマとしたガーデニングセットをプロデュース。
https://www.facebook.com/koyokura/