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元祖国産燻製茶カネロク松本園3代目奮闘記 vol.22 6月は茶畑にひきこもり

2018.07.13

こんにちは。
梅雨らしい天気が続いています。
茶園管理もお茶製造もお天道様とご相談して臨機応変に進めておりますよ。
6月も終わりはやいもので2018年も後半戦に突入。
6月のカネロク松本園のご報告を〜

6月6日あたりから二番茶の製造が始まりました。
コレを執筆している今日は7月5日、まだ紅茶を製造しています。
緑茶だけを製造していればだいたい2週間くらいで製造が終わるのですが緑茶と紅茶さらにオーガニック紅茶を製造するようになってから製造期間がどこまでも伸びていきます。ハハハ・・
ということで6月はお茶の製造しかしていません!
出張にもでていません(o゚∀゚o)

6月9日は東京から大学生たちが仕事を手伝いに来てくれました。
FaVoという学生団体で毎年世代交代しながらもお茶の研修を兼ねて訪ねて来てくれます。
東京農大だったり法政だったり慶応だったり学校は別でも日本の農業の未来を考えているとても素晴らしい子たちです。

 

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今年は緑茶と紅茶をどちらも製造していた日だったのでお茶の生葉から製造工程を説明し緑茶にもなるし烏龍茶紅茶にもなるんだよということを知ってもらいました。
仕事としてはオーガニック茶園の草取りをお願いしました。
除草剤は当然使えないし化学肥料を使用しない茶園からは雑草が次から次へと伸びてくるので本当に大変な作業なんですが草取りをやらないとお茶畑なのか草畑なのかわからない状態になってしまい茶葉の収穫ができなくなってしまします。
多少のトラブルもあったりしたけど本当に感謝感謝。
FaVoのみんなのおかげもあって収穫のできたオーガニック茶葉を今日製造しています。
大変な管理作業のわりにオーガニック茶園のセカンドフラッシュは収穫量が通常茶園にくらべて三分の一くらい。
大事に作ります。

 

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7月は出張に2、3回ほど出る予定です。
まだ未定ですが青山ファーマーズマーケットで開催されるお茶に特化したイベント、Tea For Peaceの2回目。7月21日・22日。

 

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静岡市民文化会館で開催される静岡クラフトビール&ウィスキーフェア。7月28・29日。
もしお時間があれば是非遊びにきてください。どちらも入場無料です。

それではまた次回〜(o゚∀゚o)ノシ

《これまでの記事》
●vol.1 ごあいさつ
●vol.2 日本の世界農業遺産を知ってほしい
●vol.3 伝統の次は革新?日本初・国産燻製茶の誕生
●vol.4 日本茶を世界に!和紅茶編
●vol.5 よい茶葉との付き合い方
●vol.6 香港SOGO百貨店催事へ
●vol.7 東急ザロイヤルエクスプレスに燻製紅茶
●vol.8 「2017新茶」
●vol.9 新茶製造。まもなく二番茶。
●vol.10 いよいよはしるよ観光列車
●vol.11 機械はちいさく志は大きく
●vol.12 ウイスキーの雑誌に掲載されました
●vol.13 世界緑茶コンテスト入賞
●vol.14 ボンジュールパリジェンヌ
●vol.15 パリ後半戦とウィスキーフェス!
●vol.16 年男松本。今年もよろしくお願いいたします。
●vol.17 笑顔も苦手。喋りも苦手でごめんなさい。
●vol.18 お茶が早く揉みたくなってきました
●vol.19 世界で最も緑茶を愛する街、島田市
●vol.20 ワッショイ八十八夜
●vol.21 二番茶開始!お茶仕事の合間にアンバサダーな活動も!

この記事を書いた執筆者

松本浩毅

松本浩毅(まつもとひろき)

静岡県の専業茶農家カネロク松本園の長男に生まれ、幼い頃から跡継ぎとして育てられる。静岡県の農林大学校茶業科を卒業し22歳の頃に就農、現在34歳。専門家でなくとも飲めば特別だとわかるオリジナルなお茶を作りたいとの想いから、国内には存在しなかった茶葉を燻製にする製法を独自に研究開発。日本の世界農業遺産の周知にも力を注いでいる。島田市農業経営振興会、静岡県青年農業士、日本農業青年経営会に所属。
カネロク松本園HP:http://www.saumi-tea.com